戦後から今日まで、わずか半世紀の間に人々のライフスタイルや価値観が大きく変化してきました。温泉とそれを取り巻く環境も大きな影響を受け、温泉の利用の仕方や形態も様々に変化して、今日、温泉利用の形態は観光・歓楽型から保養・健康づくりへとあきらかに移行してきています。
そんな中、求められているのが「元気な高齢者や定年を迎えた団塊世代の健康なライフスタイルが実現でき、安心して滞在できる」本格的な保養温泉地づくりへの取り組みです。 私たちが提案する「新・温泉湯治サポートセンター」は、その一つの解答といえるでしょう。
1. 時代に対応した「温泉地」の活性化
全国の温泉地は平成23年度で3,108か所。年間で延べ1億2千万人の人が訪問しています。これほど親しまれている温泉地が近年、減少傾向をたどっています。いま、全国各地の温泉地は、昔ながらの温泉レジャーから脱却して、時代が求める新しい魅力づくりにチャレンジしていく必要があります。
当社は、温泉施設だけではなく、温泉街やレジャー施設も含めた総合的な「温泉地のまちづくりプラン」を作成し、新しい魅力の創造、集客方法、サービスシステムなどをご提案しながら、温泉地の活性化をサポートしていきます。
2. 源泉の調査と開発
各地の温泉地で、源泉が枯渇する、温泉の湧出量が減少するという問題が起きています。温泉地としては深刻な問題です。
その対処策としては、新しい源泉の発掘、湯量に応じた効率的な温泉運営などが考えられますが、当社は、問題の内容に応じて各分野の専門家によるプロジェクトチームを結成してご一緒に解決に取り組んでいきます。
3. レジャーから温泉医療へ
高齢者の増加とともに、医療の視点から温泉が見直されています。ヨーロッパでは、医者の診断による温泉療法が盛んに行われていますが、日本ではようやく始まったばかりです。
そして、温泉療法医院、温泉療法専門医、温泉療養法士等の制度が設けられ、本格的な温泉医療の制度が着々と進められています。この温泉医療が一般的になり、多くの人達が温泉で病気を癒せるようになるために、当社はその普及活動を行うと共に、事業化のコンサルティングを行います。
4. 現代人のための「湯治」の指導
湯治は日本古来から病気を治す・癒すために行われてきました。しかし、温泉地の観光化により湯治場は少なくなり、現代人にとっては縁遠くなりました。そこで、老若男女を問わず、正しい方法で気軽にできる湯治法を研究し、その普及に努めています。温泉地の新しいサービス制度としての導入や、温泉従事者のためのセミナーなど、ご要望に応じて企画・実施いたします。
5. 温泉施設の業務代行
温泉を衛生的に維持し、多くの人に楽しんでいただくためには、温泉施設の点検、温泉の配給、温泉風呂の管理など多様な仕事があり、しかも熟練した人材が求められます。 当社は、温泉専門の人材派遣、管理業務代行、経営代行、などさまざまなご要望にお応えして温泉事業をサポートいたします。
6. 温泉業界のためのセミナー
温泉業界の発展のために、「温泉文化を学ぶ」、「温泉旅館の経営」、「従業員の教育法」などのセミナーを開催します。また、地方自治体、温泉組合、温泉旅館などでセミナーを企画される場合は、出前セミナーも行います。
7. 販売促進の企画と実施
集客力が落ちている現状において、新しい販売促進のアイデアが求められています。宣伝方法、イベント、インターネット、旅行社とのタイアップ企画等々のアイデアを提供し、その実施運営を請け負います。
当社にはマーケティング専門家や広告制作会社など様々なジャンルの人材ネットワークがあるため、アイデアに富んだご提案と質の高い販売促進策をご提案することができます。