首都圏を中心にスキューバダイビングのショップ、ライセンス取得サポートなどの事業を展開する【株式会社マレア・クリエイト】 同社の強みは、皆が同じ目標へ向けた共通の理念や価値観を持っているところ。「だからこそ小さな力でも成功する」と萩原社長は語る。この強みには、失敗を考えず求める結果に向かって挑戦し続ける自身の姿勢が投影されている。 ダイビング事業者の大部分は、オーナーが元ダイビング講師で自分の教え子を採用して経営を行っている。しかし萩原社長はダイバーではない。経営全体に目を配ることに尽力し、現場はある程度責任者や講師に任せている。そのため社員には「働かされている感」がなく、自主的に働く姿勢を身に付けている。 同社が属する三幸グループでは、自校で育てた人材を採用して事業を展開するという基本姿勢を持っている。これにより、先輩が後輩を「学校の後輩」として親身に育成することができる。新人を採用すると育成には時間が掛かるが、社内の風土や文化をきちんと継承することができるというメリットもある。 「今までやってきた事業をサポートしながら社会貢献をする」 これが萩原社長のビジョンである。今後は徐々に社長の仕事を若い人に繋いでいき、社会貢献が半分、ビジネスが半分という形を目指していく。

[番組公開日：2013年06月20日]