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業界の先駆けとして全店舗に自動受付・精算機を導入しました。しかし、単に人を機械に置き換えただけでは不十分でした。そこで、予約、受付、精算の機能をスマートフォンアプリに統合するシステムの開発に着手しました。この成果として2019年にリリースされたのが「すぐカラ」です。
このリリースの直後にコロナ禍が発生したため、「すぐカラ」が提供する非対面・非接触サービスは、予想以上の価値を顧客にもたらしました。その結果、導入から約1年後には来店客の約40%がこの予約サービスを利用するようになり、現在その割合は60%にまで増加しています。この成功体験は、同社のデジタルトランスフォーメーション(DX)をさらに加速させています。
その後、アプリ内にフードオーダー機能や楽曲予約機能も追加されました。さらに、来店前にアプリでドリンクやフードを注文しておけば、予約時間に合わせて商品が届く「0秒乾杯」、入室前に歌いたい曲を選んで予約リストに登録すれば入室後すぐに歌える「事前楽曲予約」、アプリにクレジットカードを登録しておけば、受付での精算をせずにそのまま帰れる「0秒決済」など、次々と新たなデジタルサービスを展開し、スマートフォンだけで全てのカラオケ体験を完結できるようにしました。