ここ1~2年でチームビルディングという言葉をよく聞くようになりました。
チームワークではなぜ足りないのか?
それはこれまでは、組織で作ったルールを愚直に協力しながら実行できれば成果が出ていた時代でした。TOPダウンというやり方です。これは決定が早くて指示された人はそれだけを実行していれば済んでいました。
ところが個人の価値観が多様化してきた現在は、一つのことだけをやっていたのでは成果が上がらなくなってきました。働き方改革で残業時間を減らすなどは良い例です。従業員の働く時間を減らせば生産量(もしくは質)が落ちてしまうことは容易に想像がつきます。そうして複雑化してきた問題を解決するには、一面を見るだけではなくルービックキューブのように多面で物事を見る必要があります。
そこで登場したのが個人の力を最大限に活かして、組織の活動を関係性を高めて実行して成果を上げるチームビルディングの考え方です。
チームビルディングは「人材力×組織力×関係力」の3つのループを回して成果を高めていく考え方です。個人の強みを活かして、リーダーシップを発揮するのは一人とは限りません。その場面に応じたリーダーシップを全員が発揮することに意味があります。