父が経営する個人病院の経営に参画しました。
折しもバブルの時代。最新鋭の設備を備えた新しい病院が次々と建ち、既存の患者さんがどんどん奪われていく状況に、危機感を覚えましたね。
病院と言えども、一般企業と同じサービス業。
激戦区ともなれば、患者様を呼び込む工夫や仕掛けをしなくては生き残れません。
過去に来院された患者様に電話をかけてお声がけをしたり、病院のロビーでお茶会や催しをしたり、患者様はもちろん、近隣の方でも気軽に来院できるような雰囲気づくりに努めました。
院長で有る父がバブル期という事も有り勝新太郎さんのたにまちをしていたことも有りこの関係で、時には芸能人を病院へ招聘したイベントも開催して、リクエストを受けた入院患者様の部屋に連れて行ったりもしました。
これは非常に喜ばれましたね。
賑やかしさだけではなく、院内の良いイメージづくりにも力を入れました。病院改革です。
特に、事務的・システマチックになりがちな受付の対応には力を入れ、コンシェルジュのような丁寧さと、人間味に溢れた対応に変えました。
こうしたサービス精神に立ち返っての徹底的な経営改革が功を奏し、経営は立ち直り、地域トップクラスの人気病院へと蘇生することができたのです。
この経験から入院患者や要介護者、終末期患者などをアテンドケアする事業への思いが膨らみ、病院を離れてからは、ここで学んだ「相手を喜ばせることの大切さ」は、今の事業にとても活きています。
掲載社長からの推薦文
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