有限会社サニープレイス

設計

バリアフリー住宅の設計・施工の専門家

代表岡村 英樹

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バリアフリー住宅の設計・施工で、障がいのある方の暮らしに想像を超えた快適さを生み出す岡村社長。長年の試行錯誤から生まれた独自の設計スタイルや、超高齢化社会に大きな光を投げかけるアイデア、そしてそれらの原点となった様々な人生での体験を語る。

[番組公開日:]

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プロフィール
代表者名
岡村 英樹 (代表)
生年月日
1964年11月14日
出身地
兵庫県加古川市
出身大学
大阪大学
趣味
読書・映画鑑賞・ギター・祭
休日の過ごし方
妻とドライブ
過去に経験した
スポーツ
スキー・スケート
メッセージを送る

岡村代表のストーリー

  • 歩んできた軌跡

    ーー現在神戸市・明石市を中心にバリアフリー住宅の設計・施工のお仕事をされていますが、以前はどのようなお仕事をされていたのでしょうか? 

     今の大学生の方にはこんなこと言ったら申し訳ないんですけど(笑)、当時は景気が良かったんです。就職は、理系でしたらもう選び放題でした。先生が就職先持ってくるんですね。「ここに行ったらどう?」って。

    それがNTTでした。その中に建築部門というところに入れていただいて、入社早々その新宿の中、副都心にNTTの新しい本社ビルを建てる構想のプロジェクトにいきなり入れていただきました。そこで地震の計算等をしてました。

     
  • 阪神大震災をきっかけに・・・

    ーーその後何か転機はありましたか? 

     平成7年、阪神淡路の震災の年ですよね。あの地震の時に加古川社宅に住んでたんです。しかし働きに行ってたのは大阪で、大阪城のすぐ隣で働いてたんですが、上司から電話掛かってきて「お前はよ来い!」と怒鳴られました。私が「いや課長、行けないんですよ。電車が止まっているんです。」と伝えると、「なら日本海回って来い」と。どう見ても来れるやろ、ということで、福知山まで一回上がって下りるということで大阪に行って、被災度チェックといいますか、柱で崩れてる建物が余震で倒壊しないかどうかとか、補強どうすればいいんだとか、そういう仕事ばっかりずっとやっていました。

    ーー被災状況のチェックを行っていたんですね。

    それが一区切り付いたら、次に震災ボランティアに行くように言われたんです。NTTは大企業だし、建築技術者もたくさんいるんで、派遣してほしいを言われて。
  • 生きる場所を造っていなかったことに気付かされた

    ーー震災ボランティアとして活動される中で印象に残る出来事などあれば教えてください。

     あるお家に行ったら高齢のご夫婦が、ヘルメット被って暮らしてらしたんですね。私たちが入って建物チェックして、「このぐらいの感じだったら余震でも全く心配ないですよ。」といった瞬間にヘルメット脱がれたんですね。もうホッとした、そういう笑顔を浮かべられたんですよご夫婦が。それを見た時に、自分がやってきた建物を造るっていう仕事は全然違っていたという事が分かったんです。何か人間の、要するに生きる場所を造ってなかったなと、自分は。単に何かこう上から命ぜられた、何か箱造っていただけ、箱とか鉄塔とか造っていただけ。何かそこが、見えてしまったんですね。

    行き先、行くとこ行くとこですよ、そういう人との触れ合いがあって、建物って人の生活の根幹だなということが、まあ遅ればせながら始めて分かりましたそれが平成7年で、その年にもうこの会社にはいられないと思って、辞めました。

     
  • 障がい者に向き合うきっかけ

    ーーいきなりご決断されたんですね、どの後はどうされたのでしょうか?

     私があまりにもブラブラしてるものですから、家内が「何もしないんだったらボランティアでもしたら?」って一言言ったんですね。すると視覚障碍者の方をこう導く、手を持ってこう連れて行くっていうボランティアがありますから、何月何日にここに来てください、っていう案内がありました。その日に行きますと、完全に全盲の方ですね。その方をですね、小学校6年生の、いわゆる特別授業みたいなところに連れて行くという、そういうボランティアだったんです。

    ーーその特別授業ではどのような内容なのでしょうか?

    ご自身の体験を子供たちに話されるんです。で、その方もご結婚されてお子さんもいらして、生まれつきの全盲の方だったと記憶してるんですが、僕は目が見えなくてもいろんなものが見えて分かる、と。例えば、この部屋の広さがどれくらいだとか、ここにどれくらいの人がいるだとか、大体分かるんだみたいなお話とか、あと自分の家から市役所くらいだったら誰にも手伝ってもらわなくても一人で杖で行けるとか。そのようなお話でした。

    で、お話が終わって、給食の時間になったんですね。で、私もその方も一緒に給食を食べていいということで、何十年振りかにこう、小さいテーブルに給食をこう当番の人が運んでくれました。「あ~懐かしいな」と思って、で号令で一斉に「いただきます!」って言って、こう食べ始めたんですよ。そしたらこうトントンと叩いて「すいません。どこに何があるか教えてください。」って聞かれたんですね。その時に「ガーン!」って来まして。ちゃんとこう手で触って、「ここにこんなものがありますよ」とか、「これはちょっと熱いですから気を付けてください」とか、位置情報を手を使って伝えてあげないと、食べれないんですよね。

    「この部屋に何人いるか大体わかるよ」とか、「自分の家から市役所まで誰にも頼らずに行けるよ」、とか仰っていたので、「この方すごいなぁ」って思ってたんですけど、実はそうではなく、この目の前の食事をとることはやはりサポートがないと出来ないんですね。考えれば当たり前のことなのですが、そんなこと気付かずに、何かこう普通に自分は単に浮かれて給食食べようとしていたんですね。その時すごく悲しかったです。

     
  • お客様が言葉で上手く表現できないご要望を逆にご提案していく

    ーー貴社がお客様にご提供されている「価値」は何でしょうか?

     もう「図面上では絶対分からない」という結論に達したので、ベニヤ板でその実物空間を造るんですね。トイレとかお風呂とか便器とか、それらを実際に置いてそこで動きをやっていただいて

    で、寸法チェックして設計に図面に落とし込むっていうことはほぼ毎回やっています。そんなにないんです、実は。やろうと思えば誰でも出来ることなので、もっと他の業者さんにも分かって知っていただきたいなとは思います。

    お客さんは生活を変えることを望んでらっしゃると思うんです。でもそれは、あの~どう生活を変えたいかっていうのは言葉には中々出来なかったりするので、こうですよね、っていうことを。例えばお風呂に入りたいってことは仰るんですけど、具体的にどうやれば自分が快適に入浴できるかという事を、言葉にできなかったり表現できなかったり、もしくは方法すら分からない方が来られるので、でお話したり色んなこともシミュレーションしながら、「多分こうやって、こうやって、こうやったらあなたお風呂入れますよ」っていうのを、こちらから逆に提案しないと多分分からないんですね、ご自分も。そこに私、この会社というか価値があるのかなと思います。

     
  • 住宅設計の未来

    ーーこれからの住宅について教えてください。 

     超高齢社会っていう事が本当に切実、今でも切実ですけどこれから10年後20年後どうなるのかなっ?というぐらいホントに、福祉の現場は福祉も医療も切実で。

    でも一旦その体が不自由になると家帰れないんですね。家の形と自分の体の動きが要するにマッチングしてないから帰れないんです。家自体がもはや、建てたままではダメだと思ってるんですね。

    家が完成した段階で、設計図面って我々はお客さんに渡すんですけど、それをその段階ですでにリフォーム案は出来ていて。A案、B案、C案いうことで。まあちょっと軽い体に障がいがある方、やや重い障がいがある方、全介護の方、っていう3段階ぐらいのリフォームプランがすでにもう設計段階で出来ていれば、その方が20年後とか30年後にいざ何かなっても、慌てずにその図面通りに最小限のコストでリフォームが出来る、ってなっていれば、一つ問題解決。

    まあ、それで全てとは言いませんが、一つ住まいという問題はそれで解決していくと思うんです。これからはそれを広めたいなと思ってます。

     

掲載社長からの推薦文

応援メッセージ

  • 匿名

    動画を見ましたが、岡村代表がお客様の事を本当に考えているということがとても伝わってきました。

    匿名

会社情報

会社名 有限会社サニープレイス
代表者名 岡村 英樹 (代表)
企業HP http://www.sunny-p.com
所在地 〒651-2135
兵庫県神戸市西区王塚台7-71-1
サンロイヤル神戸西1階
創業 1998年04月01日
資本金 1000万円
前期の年商 1億5000万円
業種 設計
キーワード バリアフリー / 注文住宅 / 新築住宅 / 神戸市 / 明石市
会社商品 PR 体に障害のある方の身体状況は、お一人お一人違っています。
介護の方法も、ご家族によって異なります。
当社は、障害のある方個々のニーズに合わせて、きめ細かくオーダーメイドの住まいをつくっています。
事業内容 主に神戸市、明石市、加古川市を中心に
1)障害者向けバリアフリー住宅(新築・リフォーム)の設計・施工
2)障害者の介護事業
を行っています。
企業理念/
こだわり/
他社との違い
私たちの目標は、単に障害者の方々が希望される快適な家を造る事ではありません。
お客様が想像もしなかった別の生活を創り出すことが目標です。
シャワーしかできず入浴をあきらめていた方が、2年ぶりに浴槽でゆっくりお風呂を楽しむ。
誰かに介助してもらわないと、家から一歩も出られなかった方が、一人で(車いすで)スイスイ出かけられる。
健常者には、何ということはない日常生活です。
でも、障害があって苦労されてきた方には、そうではありません。
時には天と地がひっくり返るほどの驚きと喜びがあります。
私たちが造る家には、それくらいの事はできてしまいます。
それを実現するため、15年間に渡り、特殊な設計技術ときめ細やかな職人技をゴシゴシ磨いてきました。
そしてこれからも、お客様を先生としながら、これからももっともっとスキルを向上していきたいと思っています。
特徴的な制度/社風 当社は、建築事業部と介護事業部から成り立っています。
建築というと、鉄やコンクリートや木を使う仕事です。
一方、介護は人間対人間の生々しい仕事です。
ただ、どちらも障害者の方々と向かい合う職業であることに違いはありません。
分野は違えど、お互いに助け合い、アドバイスしあう事で伴に成長してきました。
月に一度の勉強会では、意見や情報を交換しあうことで、よい刺激を得ています。
今後の事業展開/
ビジョン
 
その他  
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岡村代表を推薦している社長

Coach FIORE(コーチ・フィオーレ)藤原恵津子

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