株式会社FAMILYでは、ウェディングに関する２つの事業を展開しています。でも、「ウェディングの会社」ではありません。ミッションは、「愛のある家庭を増やしていくこと」。そこからより良い日本へとつなげていきたいのです。

「見返りを求めない優しさ」や「何事も受け入れられること」。こうした愛を心底感じた時に、人は初めて本当の感謝を知り、相手に返したいという気持ちが芽生えます。そこから自分の夢を見つけていくんだと思っています。

私が最初に「愛」に気付いたのは、父親が亡くなった時でした。経済的にも急変していて、専業主婦だった母は昼夜問わず働いてくれました。正直、中学の時は少し荒んだりもしていましたが、大好きな野球に打ち込む理由を改めて認識しました。

小学生の時からずっと憧れていた野球の強豪校への進学の話を頂いた時も、母に負担をかけられないという思いから、その話を勝手に蹴ったんです。それを知った母は、私にこう言いました。「大事な息子が夢を諦める事ほど悔しい事はない。心配しないで夢を追いかけなさい」と。

お母さんは、自分はあんなに身を削っているのに、僕の夢を応援してくれる。だったら僕は、夢を実現することで恩返しをしよう。母に対する感謝が心の底から芽生え、私の夢への力に変わって行きました。

中学時代には、父や友人の他界、姉が交通事故で生死を彷徨った経験から、当たり前はないということを学び、自分が生きる理由や目的についても考えるきっかけになりました。

結 果的には、高校で２回に渡る大きな怪我をし、野球を断念せざるを得なくなりましたが、あの時の母の言葉は、大学進学の時も私の指針になってくれましたね。 「愛のある家族を増やす事がより良い日本につながっていく」と胸を張って言えるのは、こうした自分自身の経験があるからです。

これまでの人生で本当に辛いことや苦しいことは多かったですが、前を向き続けて来れたのは母をはじめとする多くの方の支えや愛があったからです。

苦労をかけて申し訳ない気持ちや期待に答えられない悔しさを感じてばかりの時もありましたが、いつも笑顔でありがとうと言ってくれるので僕もありがとうという気持ちを返し続けようと決心しています。

そして、愛のある家庭の入り口は、夫婦であり、結婚である。だから私たちは、ウェディング事業からスタートしたのです。

最初にウェディングに目を向けたのは、実家に帰省した際に目に飛び込んできた父の仏壇横に飾られた両親の結婚式の写真でもありました。

今後は、少しでも早く私たちが手がけている領域のポジションを確立させたいです。結婚式を挙げたお客様の、その後まで支えられる新サービスも充実させたいですね。

無難なサービスは提供したくありません。お客様が求めているものを超えて、

想像もしていなかったようなサービスを提供し、感動させられてこそ一流ですから。

会社設立からまだ半年。私自身、まだ若輩者です。でも、仕事になれば年齢は関係ありません。業界の現状を見ても、私達のような覚悟のあるベンチャーの台頭が必要であると考えています。

私と同じ世代の人たちに刺激を与え、良い意味で巻き込み、夢を実現させて、その人生を全うするための気付きを与えることは、今の私だからこそできることだと思います。

保守的にならず攻め続けて、５年後には、お客様に一番寄り添ったサービスを提供できる、業界ナンバーワンの会社になりたいですね。



株式会社 FAMILY

http://family-fufu.com/

掲載元：ONLY STORY