私は、香川県三豊市出身です。お客さまと会話していても讃岐弁です。

好きな言葉は「一期一会」、尊敬する人は郷土の誇る、そして高校の大先輩の大平元総理です。

　　さて、私は旧国鉄に入社し、ＪＲ四国、そしてグループ会社のめりけんやに来て、もう８年目です。

　　私の育った昭和３０年～４０年代の頃に、うどん屋さんに食べに行った記憶はありません。自宅で母親が打ったうどんを食べていました。当時は“ハレ”の食べ物だったと思います。

　　特に、印象に残っているのは、風呂を改築した際に近くに住む親類等の皆さんを迎えて、年長者から風呂に入り上がった後うどんを振る舞ったことです。

　今も、この「中風せずに長く生きられる」という風習は残っており、同級生の経営する会社は、風呂の改築後に食べるうどんとして弊社のめでたい紅白麺を贈っています。

　　私が旧国鉄を希望したのは、小さい頃に乗ったＳＬの迫力ある雄姿とそれを動かしている機関士は凄いと感じていたことと、自動車時代の到来とともに鉄道の衰退を見て、これは何とかしたいと感じたことです。
これは本当のことです。大学時代のゼミの教授(後に学長就任)に就職先に国鉄と話したところ、苦労するぞと覚悟の程を問われたことがありました。


　　国鉄改革は鉄道事業の再生にあり、その意味からも四国は相変わらず大変な経営状況ですが、旧国鉄時代からすると隔世の感が致します。

　　さて、私の趣味と言えるようなものは余りなく、あえて言うならスポーツ(特に野球)観戦、昨年亡くなった俳優高倉　健主演の映画鑑賞です。

　　私は、中学までの軟式野球の経験しかありません。四国における社会人野球チームの一つとしてＪＲ四国がありますが、東京ドームや大阪ドームに四国代表として出場し試合を見ていますと、常日頃あまり感じない一体感が醸成され何とも言えない感覚にとらわれます。

　　また、数ある高倉　健主演の映画のシーンで、最も憧れる場面は『幸福の黄色いハンカチ』のラストの場面で、無言で見つめ合い鞄をそっと受け取り何もなかったように家の中に入っていくところです。

　　夫婦と言うものは、こうありたいものと思っていますが、現実は……。

　　少し、感傷的な自己紹介になりましたが、これからも前を向いて自由闊達な人生を歩みたいと思います。引き続きお付き合いください。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　㈱めりけんや　成房　正樹